雑学

【基礎知識】貫入(かんにゅう)って何?ヒビとの違いは?

【ニッコー】「NIKO REG HAND PAINTED」カップ&ソーサー

貫入って何?ヒビとは違うの?

「貫入(かんにゅう)」とは、主に土ものの器によく見られる、釉薬の部分にひび割れのようなものが入る現象です。

器を落とした時に出来るヒビや傷とは異なり液漏れなどは起こらないので不良品ではなく、問題なく使用できます。

貫入には器が焼き上がった際に既に出来ている「直接貫入」と使っているうちに出来る「経年貫入」があります。

直接貫入は釉薬と素地の収縮率の差により釉薬側が引っ張られ、焼成後の冷却時に「ピンピン」と美しい音を立てて貫入が入ります(敢えて計算し、焼き上がりに貫入が入るよう作られています)

一方、経年貫入は器を使い続けているうちに入る貫入の事で、熱い料理や液体に触れているうちに器が温まり膨張する事が要因です。

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▲古い陶器のお皿に入った貫入(ひび割れのように見える部分)

貫入のお手入れ方法

貫入の入った器は使い込むうちに液体が染み込んでいく事により「味」が出て、自分だけの美しい器を育て経年変化を愉しむことが出来ます。

買ってきてすぐに一晩水につけ込むと、コーヒーや茶渋などの色素が貫入に入り込み一気に染まってしまう、といった事態を回避する事が可能です。

貫入の染みや匂いが気になる場合には、漂白剤や重曹などで落とすことも可能です。
※陶器の性質上、汚れが完全に落ちない場合もあります。

また、使用前に米の研ぎ汁を煮沸して染み込ませる「目止め」という方法もあります。



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