ウェッジウッド(Wedgwood) フロレンティーン

【ウェッジウッド】「フロレンティーン(ターコイズ)」カップ&ソーサー(ピオニー)

ウェッジウッド「フロレンティーン・ターコイズ」カップ&ソーサー(ピオニー)

ウェッジウッド(Josiah Wedgwood and Sons)はイギリス王室御用達の陶磁器メーカーであり、ジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に設立されました。

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ピオニー

その中でも「フロレンティーン(FLORENTINE)」は、19世紀後半から使われてきた歴史あるパターン。

※紅茶専用のピオニーシェイプ。

※リーシェイプ(兼用)のカップには外側に絵付けが施されているのに対し、ピオニーシェイプ(紅茶用)のカップには内側に絵付けが施されています。

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ピオニー
ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ピオニー

ボーダー状のデザインは16世紀の「グロテスク文様」を基に、ギリシャ神話の「グリフィン」や不死鳥(フェニックス)がモチーフとして描かれた重厚感と気品溢れるデザインです。

※ こちらのカラーは、最もスタンダードの鮮やかな「フロレンティーンターコイズ(FLORENTINE TURQUOISE)

デザイナーは「Victor Skellern(ヴィクター・スキレーン)」で、「フロレンティーン」の他には「ストロベリーヒル」や「ラニーミード」のデザイナーとしても有名です。

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ソーサー

ソーサー。

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ソーサー

「グリフィン」

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ソーサー

「不死鳥(フェニックス)」

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ソーサー

バックスタンプ。

ウェッジウッド(フロレンティーン・ターコイズ)ソーサー

現行品(ターコイズカラー)


「グリフィン」と「グロテスク文様」について

ドムス・アウレア  Domus Aurea(Public domain)

「グリフィン」は鷲の頭と翼、ライオンの胴体を持ち、黄金を守護すると考えられていた空想上の動物。

「グロテスク」は一般的には怪奇な・気味の悪い・ぎょうぎょうしく風変わりな、などの意味を持つ形容詞として用いられますが、美術用語としては西洋の装飾モチーフの一つを指し、「グロテスク文様」とは異様な人物・動植物・鳥や虫などの形象を曲線で繋いだパターンのことです。

語源の由来は洞窟や地下墓所を意味するイタリア語の「グロッタ」であり、これは西暦64年にローマ帝国5代目皇帝ネロが建設した巨大な宮廷(ドムス・アウレア)の部屋と回廊の事を指します。

これらは長い間地中に埋もれていましたが、15世紀になって再発見されました。

そこには人、動物、植物などをモチーフとした装飾壁面が施されており、自然法則や本来の大きさを無視して人から植物へ、さらには魚、動物へと連続して変化する奇妙な模様が見られました。

そして、16世紀に盛期ルネサンスを代表するイタリアの画家ラファエロがその模様をバチカン宮廷回廊の内装に取り入れた事から「グロテスク装飾」と呼ばれるようになりました。






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