スージークーパー(Susie Cooper)

【ブランド紹介】スージークーパーってどんなブランド?

【スージークーパー】「パトリシアローズ」カップ&ソーサー

スージークーパーってどんな人?

スージークーパーのバックスタンプ

スージー・クーパー(Susie Cooper)の名で広く知られたスーザン・ヴェラ・クーパー(Susan Vera Cooper:1902年10月29日〜1995年7月28日)は、1920年代から1980年代までストーク=オン=トレントの陶器産業界で働いていた、イングランドの有名なデザイナー。

20世紀を代表する英国の女性陶器デザイナーであり、1929年には女性たった一人で陶器製造所(pottery) を立ち上げ、1940年に「Royal Designer For Industry」の称号を、1979年には大英帝国勲章を授与されるなど数々の功績を残し、1995年に92歳で亡くなるまで長い間現役生活を続けました。

1964年には陶器の製造をやめボーンチャイナへと切り替え、1966年にはフリーのデザイナーとしてウェッジウッド社と契約、スージー・クーパー・ポッタリー社も傘下に入る事となりました。


イギリスでは当時どの家庭でも使われていたと言われるほどの人気があり、ロイヤルファミリーにも愛され今でも世界中にコレクターが存在します。

【スージークーパー】「パトリシアローズ」カップ&ソーサー


日本では1990年代半ばに「パトリシアローズ(Patricia Rose)」が火付け役となって注目されるようになりましたが、これは「スージー・クーパーのある暮らし」という一冊の本が発売され、この本が大ブームとなった事によるものです。

パトリシアローズ(Patricia Rose)

【スージークーパー】「パトリシアローズ」カップ&ソーサー

▲パトリシアローズ(Patricia Rose)

「パトリシアローズ/パトリシアンローズ(Patricia Rose)」は、1938年に発表されたスージー・クーパーの代名詞とも言われるデザイン。

ドイツの有名な園芸家コルデス氏が作り出した、サーモンピンクの薔薇「パトリシア」から名付けられたと言われています。

イギリスの国花であるバラが、パステルや色鉛筆のようなやわらかいタッチで優美に描かれています。

その他の一部作品紹介

スージークーパー「ノーズゲイ(Nosegay)」

▲ノーズゲイ(Nosegay)

スージークーパー独立初期の頃、1932年に発表された「ノーズゲイ/Nosegay(小さな花束)」と名付けられたシリーズ。

「gay」には「幸せ」という意味も含まれており、小さな色とりどりの可愛らしい花が描かれた作品です。

スージークーパー「ドレスデンスプレイ(Dresden Spray)」

▲ドレスデンスプレイ(Dresden Spray)

「ドレスデン・スプレイ(Dresden Spray)」は、1935年に発表されたデザイン。

スージー・クーパーの故郷であるイングランドのスタッフォードシャーに咲く4種類の花が描かれています。

英国王エドワード8世が、当時の恋人であったシンプソン夫人にピンクのディナーセットを贈ったことで大人気となりました。

スージークーパー「グレイリーフ(Gray Leaf)」

▲グレイリーフ(Gray Leaf)

「グレイリーフ(Gray Leaf)」は、やわらかな風にグレーの葉っぱがふんわりと舞い上がる優しいデザインが特徴の、1936年に発表された作品。

スージークーパーの1930年代の作品は葉っぱのパターンが多く見られましたが、これはその中でも一番有名なシリーズであり、鳥の羽根に似たやさしい葉がデザインされています。

スージークーパー「シーアネモネ(Sea Anemone)」

▲シーアネモネ(Sea Anemone)

「シーアネモネ(Sea Anemone) 」は、1938年に発表されたシリーズ。

「シーアネモネ」とはイソギンチャクの事を指し、海中をゆらゆら漂う花の妖精のようなイソギンチャクや海藻が優しいタッチで描かれています。

スージークーパー「タイガーリリー(Tiger Lily)」

▲タイガーリリー(Tiger Lily)

「タイガー・リリー(Tiger Lily)」は、第二次世界大戦中の1941年に発表されたシリーズ。

タイガーリリーとはオニユリ(鬼百合)のことであり、平和の象徴ともいえる百合の花が見事に咲き誇るデザイン。

陶器の生産もままならず、アフタヌーンティーを楽しむ時間も奪われた中で、戦時中を生き抜く女性の強さと可憐さを表したような作品です。

スージークーパー「パロットチューリップ(Parrot tulip)」

▲パロットチューリップ(Parrot tulip)

「パロットチューリップ(Parrot tulip)」は、第二次世界大戦が終わり復興中の雰囲気を華やかに描いたデザイン(1955年代)

咲き誇る美しいチューリップから、戦後の生命力を感じられる作品です。

スージークーパー「フレグランス(Fragrance)」

▲フレグランス(Fragrance)

「フレグランス(Fragrance)」は、1953年に発表された作品。

薔薇とスミレの花が描かれ、「フレグランス」「芳香」の意味を持ちます。

見ているだけでお花の香りが漂ってきそうな、その名にふさわしいラグジュアリーなデザイン。

スージークーパー「グレンミスト(Glen Mist)」

▲Glen Mist(グレンミスト)

「グレンミスト(Glen Mist)」は、スージー・クーパー(Susie Cooper)が1960年に発表した作品。

「グレン」はアイルランドやスコットランドで谷間のことを差し、「グレン・ミスト」は「谷間の霧」という意味を持ちます。

白地に淡いブルーで、霧深い渓谷にひっそりと咲く大輪の芥子(ケシ)の花を描いたモダンなデザイン。

お菓子メーカーのマッキントッシュのビスケットとセット販売された事により大ヒットし、エリザベス女王も使用されていたシリーズです。

スージークーパー「TALISMAN(タリスマン)」

▲TALISMAN(タリスマン)

「タリスマン(TALISMAN)」は、スージー・クーパー(Susie Cooper)が「グレンミスト」の翌年1961年に発表したデザイン。

「Talisman」には魔除け、護符、お守りといった意味があります。

淡いスモーキーピンクと、細部まで描かれたイングリッシュローズがシックな作品。

スージークーパー「ワイルド・ストロベリー(Wild Strawberry)」

▲ワイルドストロベリー(Wild Strawberry)

「ワイルド・ストロベリー(Wild Strawberry)」は、可愛らしい野いちごが描かれた1953年に発表されたシリーズ。

イギリスの伝統的なデザインであるワイルドストロベリーはウェッジウッドのものが有名ですが、スージークーパーのものの方が先に発売されていたようです。

※ウェッジウッドのワイルドストロベリーは1965年に製品化。

スージークーパー「「ブルーオーキッド(Blue Orchid)」」

▲ブルーオーキッド(Blue Orchid)

「ブルーオーキッド(Blue Orchid)」は、スージークーパーが1952年に発表した作品。

百合の花にも似た、青色の洋蘭が大胆かつ華やかに描かれたシリーズです。

スージークーパー「ウェディング・リング(Wedding Ring)」

▲ウェディングリング(Wedding Ring)

「ウェディング・リング(Wedding Ring)」は、スージークーパーがグレイ社から独立後の1932年にデザインされたシリーズ。

「結婚指輪」をイメージした、リング状のデザインがエレガントな作品。

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